2024年から2025年にかけて、フジテレビを揺るがす大きな問題が報じられています。
きっかけとなったのは、中居正広さんと元女性アナウンサーとのトラブルで、フジテレビのガバナンス不足や組織体質の問題が指摘されることとなりました。
その後、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビは外部弁護士らによる第三者委員会を設置し、調査報告書を発表。その中で特に注目されたのが、大多亮元専務と福山雅治さんが関わったとされる「不適切な会合」でした。
今回は、「福山雅治 大多亮の不適切会合にいたフジテレビアナは誰?出席の目的や被害は」というテーマでお届けします
フジテレビ第三者委員会が明らかにした問題点
調査報告書では、フジテレビ内に《ハラスメントに寛容な組織風土》が存在することが繰り返し指摘されました。
特に、女性アナウンサーが役員や取引先との「不適切な会合」に同席させられていた事実が明らかにされています。
実際に、24%以上の女性アナが「不適切な会合に参加させられた」と回答しており、その一部にはハラスメントを疑わせる内容が含まれていました。
その象徴的な事例のひとつが、大多亮元専務と彼が懇意にする「男性有力番組出演者」との会合です。
この男性出演者が福山雅治さんであることは、『女性セブン』の取材により明らかとなりました。
大多亮と福山雅治の「不適切な会合」とは
報告書によれば、大多亮氏主催の会合は2005年頃から年に1〜2回開催され、少なくとも19名の女性アナウンサーが参加していました。
大多氏と福山雅治さんはLINE上で《女子アナの皆様との会、よろしくお願いします!》《新人アナに会いたいですねぇ》とやり取りをしていたことも記載されています。
会合に同席した女性アナの中には、《いわゆる下ネタ的な性的内容》の会話に不快感を示した人もいたと報告されています。
これは、フジテレビという大手メディアの内部で、アナウンサーを接待要員のように扱う風潮があったことを示す重大な証言です。
会合に参加したフジテレビアナは誰?
調査報告書では、具体的な名前は伏せられています。
しかし、過去に入社したばかりの新人アナや若手アナウンサーが対象となっていたことから、2005年以降に入社した世代の複数アナが関わっていた可能性が高いとみられます。
合計で19名が参加していたことが明らかになっているため、特定の1人ではなく幅広い範囲のアナウンサーが影響を受けていたことが推測されます。
福山雅治の対応とコメント
福山雅治さんは『女性セブン』の取材に70分間にわたり応じ、報告書を読んで「悩み、考え続けていた」と真剣な表情で語っています。
福山さんは「不快な思いをされた方を特定することは絶対にやってはいけない」としつつ、被害を受けたとされる女性たちに対して深い配慮を示しました。
具体的な内容を自ら発信することはできなかったものの、今回の取材を通じて「お詫びの気持ち」を伝える場としたのです。
フジテレビ側の対応
フジテレビは今回の件について「福山雅治氏によるハラスメント行為があったという申告は確認されていない」と発表しました。
ただし、不快に感じたとする声が存在することから、外部弁護士による相談窓口の設置や、臨床心理士によるメンタルサポート体制を整備するなどの再発防止策を進めています。
また、「ハラスメント根絶宣言」に基づき、引き続き厳正に対応するとしています。
被害の実態と今後の課題
報告書で特に問題視されたのは、女性アナウンサーが「接待要員」として扱われたことでした。
大多氏や福山さんの会話が下ネタを含み、参加した女性が不快に感じたという証言は、フジテレビ内部の権力構造の歪みを浮き彫りにしています。
被害が明確に「誰に」「どのように」及んだのかは特定されていませんが、少なくとも複数の女性社員が精神的苦痛を感じたことは事実です。
フジテレビは報告書を受けて再発防止を誓っていますが、問題は根深く、単なる形式的な対応では解決しないでしょう。
企業としての透明性を高め、被害者が声を上げやすい環境を整えることが必要です。
まとめ
福山雅治さんと大多亮元専務の「不適切な会合」に関して、具体的なフジテレビアナウンサーの名前は明かされていません。
しかし、少なくとも19名が参加していた事実があり、一部の女性は不快な思いをしたと証言しています。
福山さんは誠実に取材に応じ、被害を受けた女性への思いを語りましたが、フジテレビの組織風土そのものに改善の余地が大きいことは明らかです。
今回の一件は、メディア業界全体にとっても「組織のガバナンス」「ハラスメント防止」の在り方を問い直す出来事といえるでしょう。
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