芸能事務所「GO little by little」の代表を務める鳥丸寛士氏（39歳）は、2021年から2022年にかけて、未成年アイドルに対するわいせつ行為の疑いで警視庁に逮捕されました。
報道によれば、当時16～17歳の所属アイドルに対して都内のホテルで複数回にわたりわいせつな行為を行ったとされており、被害女性は現在20歳となっています。
逮捕容疑は児童福祉法違反で、事務所代表という立場を利用した事件であったため、大きな社会的衝撃を与えました。
一方で、鳥丸氏は自身のSNSや公式声明で、人生や事業に対する理念を熱く語っており、「GO little by little」の設立背景や思い、個人的な哲学についても公表しています。
ここでは、事件の概要だけでなく、鳥丸氏の生い立ちや経歴、学歴、家族構成についても整理して紹介します。
生い立ちと家族構成
鳥丸寛士氏は1986年生まれで、幼少期から「楽しいことしかしない」という個性的な性格を持っていたといいます。
仕事に対しては能力はあるものの、スイッチが入りにくいタイプであることも自身で認めています。
家族に関する詳細な情報は公表されていませんが、公式発表やSNSから推測するに、両親や兄弟との関係は比較的良好で、家庭環境に大きな問題があったわけではないようです。
特に、幼少期の性格形成に影響したのは家庭環境よりも本人の好奇心や遊び心であるとされています。
学歴・高校・大学について
鳥丸氏の学歴に関しても、公に詳細は明かされていません。
しかし、社会人としてのキャリアを見る限り、一定の高等教育を受け、社会的な基礎力を備えていたことは間違いありません。
高校時代にはスポーツが得意で、ポジティブかつ社交的な性格が形成され、チーム活動や友人関係においてもリーダーシップを発揮していたようです
大学についての具体的情報はないものの、その後大手通信会社での勤務歴があることから、社会人として必要な学力やコミュニケーション能力は十分に備えていたと考えられます。
経歴と職歴
SoftBank販売営業代理店での経験
鳥丸氏は、芸能事務所を設立する前に大手通信会社SoftBankの販売営業代理店に勤務していました。
在職中はスイッチが入ったときに関東一位の表彰歴を持つほどの成果を上げており、やるときはやるタイプであることが裏付けられています。
この経験により、営業力や人脈形成、マネジメント能力を培ったと考えられます。
「GO little by little」の設立
2017年、五月病の時期に自身のモヤモヤを解消するため、そして「同じような気持ちを抱える人を応援したい」という思いから、芸能事務所「GO little by little」を設立しました。
事務所の名前には「ゆっくりでいいから進もう、変えよう、成長しよう」という意味が込められており、理念としては個人の成長や挑戦を支援することが掲げられていました。
公式声明では、以下のように述べています。
「甘えたっていい、得意不得意があってもいい、自信がなくたっていい。人とやりたいことが違ってもいい。それこそが『普通』です。」
こうした理念を掲げながらも、所属する未成年アイドルに対する犯罪行為が発覚したことで、社会的な批判は免れませんでした。
SNSでの発信内容
鳥丸氏はSNSでも自身の考えを発信しており、日々の時間の使い方や人生の充実について熱く語っています。特に以下のテーマが目立ちます。
-
自己の時間の濃密な活用
-
誰かに背中を押してもらうことの重要性
-
「キッカケ」「変化」「成長」を重視
SNSでは、他人の背中を押す役割として、自身も刺激を受けながら成長していきたいというメッセージを発信しており、事務所の設立理念ともリンクしています。
嫁や子供について
現時点で鳥丸氏に関して、公に報道されている妻や子供の情報は確認できません
。SNSや公式声明にも家族に関する言及はなく、結婚や子育ての事実は不明です。そのため、個人的な生活についてはほとんど公表されていない状態です。
事件概要と被害状況
2021年4月から2022年10月にかけて、鳥丸氏は自身が代表を務める芸能事務所に所属する未成年アイドルの女性に対して、都内のホテルで12回にわたりわいせつな行為を行った疑いで逮捕されました。
被害女性は当時16～17歳で、現在は20歳です。
所属アイドルの数や被害女性の詳細は非公開ですが、少なくとも複数回にわたる行為が確認されており、余罪や動機についても警察が捜査を進めています。
余罪や動機の背景
鳥丸氏の動機については、芸能事務所の代表としての立場や、個人的な欲望が背景にあった可能性が高いとされています。「GO little by little」の理念では、所属者の成長を支援することを掲げていましたが、実際には権力を利用した犯罪行為が行われたことになります。
事件は社会的にも大きな衝撃を与え、芸能界や未成年アイドルの安全管理の在り方に関する議論を呼び起こしました。
事務所「GO little by little」の理念と矛盾
鳥丸氏はSNSや公式声明で、成長や挑戦をサポートする事務所の理念を熱く語っていました。しかし、事件の内容を見る限り、その理念と行動には大きな矛盾があることが明らかです。理念として掲げられた「変化」「成長」「キッカケ」という言葉は、実際には個人的な犯罪行為によって踏みにじられた形になっています。
まとめ
鳥丸寛士氏は、SoftBankでの営業経験や「GO little by little」の設立など、一見するとポジティブな経歴を持つ人物でした。しかし、未成年アイドルに対するわいせつ行為が発覚し、社会的には厳しい批判にさらされています。学歴や家族構成については限られた情報しかなく、私生活はほとんど不明です。
SNSでの発信や事務所の理念と、実際の行動とのギャップは大きく、今回の事件は、芸能界や未成年者の保護に対する警鐘として受け止められています。
コメント