江口寿史 トレパク画像流出で賠償金の額がヤバい デニーズ Zoff ルミネ荻窪の他にも?

人気イラストレーターで漫画家の江口寿史(えぐちひさし)氏に対する“トレパク疑惑”が、業界全体を揺るがす大問題へと発展しています。

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「インスタに流れてきた横顔」を無断でモデルに使用したことを発表したのが発端でしたが、そこから過去の広告作品やコラボビジュアルにも“無断使用”の疑いが次々と浮上。

Zoff(ゾフ)、デニーズ、ルミネ荻窪といった大手企業が相次いで「確認作業を進めている」と発表し、まさに“企業対応ラッシュ”の様相を見せています。
さらにSNS上では「まだ他にもあるのでは?」という声が相次ぎ、まさに“余罪祭り”とも言える状況となっています。


目次

◆ ルミネ荻窪での無断使用発覚から始まった大炎上

2025年10月3日、江口氏は自身のX(旧Twitter)で、ルミネ荻窪で開催される「中央線文化祭2025」のメインビジュアルとして描いたイラストについて、「インスタに流れてきた横顔」を承諾なくモデルに使ったことを明かしました。

この発表は本人の正直な告白だったものの、結果として大炎上。
モデルにされた一般女性が「自分の写真が無断で使われた」と主催側へ問い合わせたことで、ルミネ側も問題を認識しました。

ルミネは翌10月3日に以下のような声明を発表。

「制作過程に問題があったと判断し、必要な確認が完了するまでの間、該当ビジュアルを一時的に撤去いたします」
(出典:LUMINE・わたしらしくをあたらしく/2025年10月3日)

この対応によって、江口氏の作品はイベントから削除され、メインビジュアルは非公開に。
当該女性との間では、**モデル料の支払い・クレジット表記・加筆修正(特徴的なほくろの追記)**などが行われたことで、一応は和解に至ったと見られています。

しかし――問題はここで終わりませんでした。


◆ デニーズ・Zoffにも飛び火 企業対応が相次ぐ

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SNS上では、ユーザーたちが「元ネタ探し」を始めました。
その結果、江口氏が過去に制作した広告イラストの中にも、実在する人物写真や芸能人のポーズと酷似している作品があるとして、次々に比較画像が拡散。

特に注目を集めたのが、

  • デニーズで使用された広告ビジュアル

  • メガネブランド「Zoff」とのコラボイラスト

  • ルミネ以外の商用案件(キャンペーンポスターやアパレル関連)

などで、ネット上では「これもトレパクでは?」という指摘が相次ぎました。

こうした流れを受け、Zoffは迅速に声明を発表

「弊社が使用している江口寿史氏のイラストについて、制作過程に関して確認作業を進めております」
(出典:Zoff公式X/2025年10月4日)

またデニーズも同様に、

「江口寿史氏デザインのイラストにおいて、制作過程の確認作業を進めております」
(出典:株式会社デニーズジャパン/2025年10月4日)

と発表しました。

大手企業が一斉に“調査・確認モード”に入るという異例の事態に、広告業界からも「契約解除や損害賠償に発展する可能性がある」との声が上がっています。


◆ 賠償金は数百万〜数千万円規模の可能性も

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今回の件で最も注目されているのが、賠償金の額です。

江口氏が無断で写真を使用していた場合、肖像権侵害・著作権侵害の両面から法的責任を問われる可能性があります。

特に問題なのは、これらの作品が「個人制作」ではなく、商用広告として使われていたこと。

商用利用は個人の創作よりも厳しい法的基準が適用されるため、仮に複数の案件で違反が認定されれば、1件あたり数百万円・数千万円規模、累計では数億円規模の損害賠償になる可能性があります。

さらに、被写体が芸能人であった場合には、肖像権の管理を行う芸能事務所との交渉が必要となり、賠償額が一気に跳ね上がることも。
実際、古塔つみ氏の炎上時にも同様の問題が指摘され、企業側がキャンペーンを取り下げるなどの対応に追われました。

江口氏の件でも、「既に依頼済みの案件が複数キャンセルされた」との噂が広まっており、経済的ダメージは避けられないでしょう。


◆ 余罪の疑惑と「模写・参考・トレース」の曖昧な境界線

江口氏のトレパク疑惑は、ルミネ事件を皮切りに過去の作品へと波及しています。
SNS上ではファンやユーザーが自主的に「検証アカウント」を作り、江口作品と元ネタとされる写真を並べて比較。

なかには、

  • モデルのポーズ・顔の向き・髪の流れまで一致している作品

  • 既存の雑誌写真をベースにしたように見える構図
    などが複数見つかっており、“余罪”と呼ばれる事例が増え続けているのが現状です。

ただし、ITジャーナリストの篠原修司氏はこう分析しています。

「今回の件は“模写”に近いと考えていますが、本人の承諾を得ずに使った時点でコンプライアンス上の問題は明らかです」
(出典:エキスパートトピ/2025年10月5日)

つまり、「模写」と「トレース」の違いがあったとしても、無断でモデルを使用した事実は変わらないということです。
特に広告業界では、参考素材を使う場合にも明確な許諾が必要であり、「参考にしただけ」という言い訳は通用しません。


◆ イラスト業界全体に広がる波紋

この問題がここまで注目を集めている理由は、単なる“個人の不祥事”では済まないからです。
江口寿史氏は日本を代表するイラストレーターの一人であり、広告・出版・音楽業界など幅広い分野で活躍してきた存在。

その彼が“写真の無断利用”という行為を行っていたことで、業界全体の信頼性が問われています。

実際、広告会社や出版社の間では以下のような動きが出始めています。

  • イラスト納品時の原素材確認書の提出義務化

  • AI生成・写真トレースを含む制作過程の透明化

  • クリエイター契約書への肖像権条項の追加

こうした動きは、2022年の古塔つみ氏騒動以降に一度強化されましたが、今回の件で再び「ガイドラインの再整備」が急務となっています。

今後、江口氏のような著名クリエイターであっても、コンプライアンスを遵守できなければ仕事を失う時代になる可能性があります。


◆ 江口寿史氏の沈黙と今後の展開

10月6日現在、江口寿史氏本人からは新たなコメントは出ていません。
ルミネとの件では「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪をしていますが、デニーズやZoffなど、他案件への具体的な説明は一切なし。

この沈黙が、さらに疑念を深めているとも言われています。

また、もし今後、被写体となった芸能人や写真家から正式な法的手続きが行われた場合、賠償・契約解除・社会的信用失墜といった大きな代償を払うことになるでしょう。
業界関係者の中には「江口氏ほどのキャリアがあっても、もう商用案件は難しいのでは」と語る声も出ています。


◆ まとめ:江口寿史トレパク疑惑が残したもの

今回の一連の騒動は、クリエイター個人だけでなく、企業と業界全体に対する警鐘となりました。
SNS時代では、どんな小さな構図の一致もすぐに検証・拡散されてしまいます。

「参考」や「模写」という言葉で曖昧にしてきた領域が、今後はより厳密に問われることになるでしょう。

もし今回の疑惑が複数の商用案件で事実と認定された場合、江口氏が負う損害賠償額は数千万円・数億円規模に達する可能性もあります。
それだけでなく、名声と信用を一瞬で失った代償は、金額以上に重いものとなりそうです。


江口寿史氏の“トレパク騒動”は、今も進行中です。
本人の沈黙、企業の調査、ネット上の検証――そのすべてが、これからの日本のイラスト業界の在り方を左右することになるかもしれません。

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