2025年11月11日頃、X（旧Twitter）上で「東京都内の複数のオフィスビルに爆破予告が届いた」という情報が拡散しました。
投稿内容は、出勤停止、帰宅指示、在宅勤務への切り替えなどが行われているというもので、現場が混乱しているという声が相次ぎました。
しかし、これらの情報はすべて個人投稿をもとに拡散されたものであり、警視庁や自治体、大手メディアによる公式発表は確認されていません。
つまり、本件は「SNS発の未確認情報」であることが大きな特徴です。
情報源はSNS中心で公式発表は確認されていない
会社からは無理に外出しなくてもいいと言われたけどさ、ニュースでも一切出てなくて恐らく爆破予告受けたビルの人々しか知らんから、先方に爆破予告受けたんで今日は訪問中止すると言ったところで大嘘つきになりそうなのよ。
— にぎり (@sumeshichang) November 11, 2025
まとめ記事の内容は、ほぼすべてXユーザーの投稿を引用する形で構成されています。
「爆破予告が来て出社できなくなった」
「会社から急遽帰宅指示が出た」
「職場がバタバタしている」
このような体験談形式の投稿が複数並んでいます。
一方で、爆破予告を受けたとされるビル名、予告の文面、犯行主体、動機などは一切不明であり、裏付けられる一次情報がない状態です。
公式な発表や報道がないため、投稿内容が事実であるのか否かは判断できない状況が続いています。
爆破予告を受けたとされるビルはどこか
会社のビルに爆破予告があったらしく、急遽帰宅してテレワークへ切り替えることに！
どうも都内で複数のビルに対して予告されてるみたい。
明日も出社予定なんだけどw— JNK@LocalGod (@gorgeous_jnk) November 11, 2025
投稿の中には「神谷町のビル」という情報が散見されました。
ただし、ビル名は示されておらず、具体的にどこの建物が対象になったのかは不明です。
また、複数の企業が入居するオフィスビルともされていますが、それも曖昧な表現で、実際にどの建物なのか確定できる情報はありません。
現段階で特定に繋がる確実な材料がない以上、「場所は不明」という結論になります。
出勤停止や在宅指示は本当にあったのか
SNS投稿には
「出社できない」
「在宅勤務になった」
「午後帰宅になった」
といった書き込みが複数あります。
本社が入っているビルに、
本日爆破予告があってるんだが……首都圏複数出てるらしいね
— 怪盗しゅん (@M_akuze) November 11, 2025
これらが事実である可能性はありますが、公式通知やメディア報道がないことから、信憑性に疑問が残ります。
企業側がリスク回避のため独自判断で社員を帰宅させた、という可能性は否定できませんが、広域に影響するような大規模措置がとられた形跡はありません。
犯人については不明
犯行主体、手段（メール、通知、電話、SNS発信など）、動機など、一切不明です。
予告自体の存在も公式に確認されていないため、真偽も明らかではありません。
過去の類似事例では、いたずらや模倣犯による虚偽の爆破予告が多く、今回もその可能性は十分にあります。
爆発物は確認されたのか
現時点で、危険物が確認されたという情報はありません。
避難誘導や封鎖措置が行われたという投稿はあるものの、あくまでSNS上のもので、裏付けが取られていません。
爆発物が発見された場合、大手メディアが大々的に扱うため、報道がない点から現状は「物理的危険は確認されていない」と考えられます。
なぜ大手メディアが報道しないのか
読者が最も疑問に思う点がここだと思われます。
考えられる理由は以下のとおりです。
- 情報の裏付けがない
公式発表がない以上、ニュースとして扱えません。 - 実害が発生していない
爆発物が発見された、被害が出た、という事実がなければ速報性は下がります。 - 誤情報の可能性がある
SNSのみが情報源であり、悪質なデマの可能性が残ります。 - 模倣防止
爆破予告は報道すると模倣・誘発のリスクがあるため、あえて報じないケースがあります。
こうした点から、報道されていない＝隠蔽ではなく、単に「確定した事実がない」ため扱われていない可能性が高いのです。
情報が少ない理由
今回のケースでは確実な一次情報がないため、全貌がつかめない状態です。
現時点で言えるのは
SNS投稿
まとめサイト
非公式情報
のみが流通しており、公的機関は沈黙しているということです。
これが信憑性を判断できない最大の要因となっています。
デマ拡散の可能性
「また考えずに拡散されたデマ案件ではないか」という指摘もあります。
SNS投稿が複数ある以上、当事者の中で何らかの通知があった可能性はありますが、全体像を示す確固たる資料がありません。
SNS発の未確認情報を繰り返し拡散すると、風評被害や無用な混乱を招く危険があります。
まとめ
今回の「東京都内オフィスビルへの爆破予告」は、SNSを中心に広がった情報であり、現時点では公式発表や大手メディアの報道は確認されていません。
場所、犯人、動機、危険物の有無など、核心情報はすべて不明です。
企業が独自判断で従業員を帰宅させた可能性はありますが、それが本当の爆破予告によるものなのか、あるいは誤情報による混乱なのかは、現段階では判断できません。
このような情報は、裏付けが取れるまで拡散を控える姿勢が重要です。
今後、警察や自治体、企業側から正式な発表があれば事実関係が明確になる可能性があります。
引き続き、慎重な情報収集が求められます。
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