2025年9月、東京都江戸川区で起きた催涙スプレー噴霧事件は、無差別性と計画性が指摘され、社会に大きな不安を与えました。
飲食店の従業員らが突然スプレーを噴霧され負傷したこの事件で、警視庁捜査1課は島田三郎容疑者(40)と野本行裕容疑者(45)を傷害の疑いで逮捕しました。
本記事では、報道で明らかになっている事実をもとに、2人は何者なのか、犯行現場はどこだったのか、動機や余罪の可能性について、推測と事実を明確に区別しながら詳しく整理します。
過度に憶測を煽らず、現時点で判明している情報を丁寧に解説します。
事件の概要
警視庁によりますと、事件が起きたのは令和7年9月24日午前10時15分ごろです。
場所は東京都江戸川区東小岩の路上で、車から荷物を降ろしていた飲食店従業員の男女3人が被害に遭いました。
被害者はいずれも中国籍で、突然近づいてきた人物から熊撃退用の催涙スプレーを目元に噴霧され、全治1週間のけがを負ったとされています。
スプレー噴霧後、犯人らは現場から逃走しましたが、警視庁捜査1課が捜査を進め、島田三郎容疑者と野本行裕容疑者を傷害の疑いで逮捕しました。
2人はいずれも容疑を否認していると報じられています。
逮捕された島田三郎容疑者とは何者か
島田三郎容疑者は40歳で、住所や職業は不詳とされています。
捜査関係者によると、島田容疑者は暴力団関係者とみられており、今回の事件でも中心的な役割を果たした可能性が指摘されています。
特に注目されているのは、事件前日に埼玉県内の量販店で催涙スプレー2本を購入していた点です。
熊撃退用という、通常は山間部などでの使用を想定した強力なスプレーを、都市部の事件で使用した点から、衝動的というより準備性のある犯行だった可能性があります。
また、事件の約10日前には、現場付近で写真撮影をしていた不審者の目撃情報があり、警視庁はこの人物が島田容疑者である可能性も含めて捜査しています。
このことから、犯行前に現場の下見をしていた疑いも浮上しています。
野本行裕容疑者はどんな人物か
野本行裕容疑者は45歳で、島田容疑者と同じく住所・職業ともに不詳とされています。
捜査1課によると、野本容疑者は島田容疑者の知人とみられており、2人は共謀して犯行に及んだ疑いが持たれています。
現時点で、野本容疑者が事件の計画段階にどこまで関与していたのか、あるいは実行役だったのかなど、詳細は明らかになっていません。
ただし、2人が同時に逮捕されていることから、警視庁は役割分担があった可能性も視野に入れて捜査を進めていると考えられます。
顔画像は公開されているのか

報道では、2人が警察署から移送される際の映像や写真が一部公開されています。
ただし、マスクを着用している姿や、顔の一部が不鮮明な映像が多く、はっきりとした顔画像が全面的に公開されている状況ではありません。
現段階では、捜査や裁判への影響、プライバシーへの配慮などから、警察が積極的に鮮明な顔写真を公表していない可能性があります。
今後、起訴や裁判の進展に伴い、新たな画像が公開されるかどうかが注目されます。
犯行現場はどこだったのか
事件現場は、東京都江戸川区東小岩の路上です。
被害者らは飲食店の従業員で、業務に関連する荷物を車から降ろしていた最中に襲われました。
周辺は住宅や店舗が混在する地域で、昼間の時間帯だったことから、通行人や近隣住民にとっても大きな衝撃となりました。
無差別的に見える犯行で、被害者との面識はなかったとされている点も、地域住民の不安を増幅させた要因といえます。
逃走方法と偽造ナンバープレート
事件後、容疑者らは偽造ナンバープレートを付けた車で神奈川方面へ逃走したとされています。
偽造ナンバーの使用は、犯行後の追跡を困難にする目的があったとみられ、計画性の高さを裏付ける要素の一つです。
この点について警視庁は、過去にも同様の手口に関与していなかったか、余罪の有無も含めて慎重に捜査を進めています。
動機は何だったのか
現時点で、島田容疑者と野本容疑者の明確な犯行動機は公表されていません。
被害者とは面識がなく、金品を奪われた形跡もないため、強盗目的ではなかったとみられています。
一部では、威嚇や見せしめ、あるいは別のトラブルが背景にあった可能性も推測されていますが、これらはいずれも推測の域を出ていません。
警視庁は、暴力団関係者とされる島田容疑者の人間関係や過去のトラブルを洗い出し、事件に至った経緯を詳しく調べています。
余罪の可能性について
催涙スプレーを事前に複数本購入していた点や、下見とみられる行動、偽造ナンバーでの逃走などから、警視庁は余罪の可能性も視野に入れています。
ただし、現時点で他の被害事例が公式に確認されているわけではありません。
今後の捜査や供述次第では、過去に類似の事件がなかったかどうかが明らかになる可能性があります。
今後の捜査と注目点
島田三郎容疑者と野本行裕容疑者はいずれも容疑を否認しており、事件の全容解明には時間がかかる可能性があります。
警視庁捜査1課は、2人の関係性や役割分担、犯行に至った動機の解明を進めるとともに、計画性の有無や余罪についても慎重に捜査を続けています。
無差別的な事件であるからこそ、背景や動機が明らかになることが、再発防止の観点からも重要といえるでしょう。
今後の捜査の進展や裁判で明らかになる新たな事実に注目が集まります。
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