2025年10月16日午前、岩手県北上市和賀町岩崎新田にある瀬美温泉で、衝撃的な事件が発生しました。
露天風呂の清掃をしていた従業員の男性が行方不明となり、現場付近には血痕が残されていたことから、警察はクマによる被害の可能性を視野に捜索を行っています。
この記事では、事件の概要、被害男性の情報、目撃情報、周辺地域への影響などを詳しくまとめます。
瀬美温泉での事件概要
瀬美温泉(岩手県北上市和賀町岩崎新田)
清掃の従業員の姿が見えない
露天風呂に 血痕のようなものがある
支配人から通報クマなどによる被害の可能性が高いことから 北上市 猟友会などと 夏油川を中心に 行方不明者の捜索と 周辺を警戒している
岩手県警察本部https://t.co/0PCP3rWXc8— エルモ (@SpeakerELMO) October 16, 2025
2025年10月16日午前11時15分ごろ、瀬美温泉の露天風呂で清掃中だった従業員の男性が姿を消したことが報告されました。
通報したのは宿の支配人で、露天風呂には血痕のようなものがあり、清掃道具が散乱していたといいます。
警察が現場に駆けつけた際、血痕は露天風呂内だけでなく、柵の外にまで続いており、従業員の行方は未だに分かっていません。
警察はクマによる被害の可能性が高いとして、北上市や猟友会と協力して捜索を進めています。
事件が発生した瀬美温泉は、自然に囲まれた温泉地で、近年は観光客も多いことで知られています。そのため、地域住民や宿泊客にとって大きな衝撃となっています。
被害男性の情報
警察によると、行方不明となった男性は50代で、瀬美温泉の従業員として露天風呂の清掃を担当していました。
清掃は午前10時ごろから1人で行っていたとされ、事件発覚時には約1時間が経過していたことになります。
現時点では男性の氏名や詳しい経歴については公開されておらず、警察は捜索と並行して家族への連絡も行っているとみられます。
温泉側も「宿泊客は全員安全に帰宅済み」と発表しており、施設の安全確保を最優先に対応しています。
現場の状況と目撃情報
事件当日、露天風呂では清掃道具が散乱しており、複数の血痕が確認されました。
血痕は露天風呂の柵の外まで続いており、男性が何らかの形で外に引きずられた可能性があるとみられます。
現場付近での目撃情報はまだ限定的ですが、温泉従業員や近隣住民によると、クマの出没は珍しくない地域であるといいます。
特に秋は食料を求めて山から下りてくるクマが増える季節で、今回の事件もそうした行動と関連がある可能性があります。
また、この温泉から西に約1.8キロ離れた場所では、10月8日にもキノコ採りに出かけた男性がクマに襲われたとみられる遺体が発見されており、近隣でのクマの活動が活発であることが伺えます。
瀬美温泉の営業状況と周辺への影響
事件を受け、瀬美温泉は10月16日正午ごろから営業を停止しています。
宿泊客は全員帰宅しており、営業再開の目途は立っていません。
温泉周辺の警戒も強化され、警察や猟友会が周辺のパトロールを行っています。
近隣住民からは「普段からクマの目撃はあったが、まさか温泉施設で被害が出るとは思わなかった」との声もあり、地域全体で不安が広がっています。
また、温泉観光に訪れる予定だった人々にとっても影響は大きく、今後の安全対策の強化が求められています。
瀬美温泉の基本情報
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施設名:瀬美温泉
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住所:岩手県北上市和賀町岩崎新田1-128-2
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電話番号:0197-73-7294
クマによる被害の背景と注意喚起
岩手県内では、秋から冬にかけてクマの出没が増える傾向があります。
山林に食料が少なくなると、里山や集落、観光地にまで出てくることがあります。
今回の瀬美温泉での事件も、こうした季節的な影響が関係している可能性があります。
警察は、クマに遭遇した場合の注意点として以下を呼びかけています。
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単独行動を避け、複数人で移動する
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クマの出没情報を事前に確認する
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不審な音や足跡を見つけた場合は近づかない
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食べ物を屋外に放置しない
今回の事件はまだ捜索段階であり、男性の安否については確認されていません。
引き続き警察や猟友会が捜索を続けるとともに、地域住民や観光客への安全確保が急務となっています。
まとめ
2025年10月16日、岩手県北上市の瀬美温泉で露天風呂清掃中の男性が行方不明となり、現場には血痕が残されていました。
警察はクマによる被害の可能性を視野に捜索を進めており、温泉は営業を停止しています。
今回の事件は、秋の山間部で増えるクマ出没の危険性を改めて浮き彫りにしました。
地域住民や観光客は、警察や猟友会の情報に注意し、安全確保を最優先に行動する必要があります。
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