富山県高岡市役所の職員が、インターネット上での誹謗中傷を理由に逮捕されるというショッキングな事件が報じられました。
逮捕されたのは高岡市役所の任期付職員である大庭平容疑者(36)。彼は、仕事で面識のあった女性を執拗に中傷する投稿を掲示板に繰り返していたとされています。
本記事では、大庭平容疑者の顔画像やSNS、誹謗中傷が始まった時期やその内容、さらに勤務先である高岡市役所の対応や世間の反応についても詳しく掘り下げていきます。
大庭平の逮捕概要
事件が明らかになったのは2025年9月。金沢西警察署によると、大庭平容疑者は2025年3月頃、インターネット掲示板に30代女性を誹謗中傷する内容を投稿した疑いで逮捕されました。
女性は金沢市内に住む会社員で、大庭容疑者とは業務を通じて知り合った関係にあったといいます。
表面的には仕事上の関わりでしたが、その裏で大庭容疑者は女性に対して悪意ある書き込みを継続的に行っていたとされます。
取り調べに対して大庭容疑者は容疑を認めており、「間違いありません」と供述。警察は動機や投稿の経緯についてさらに調査を進めている段階です。
顔画像やSNSは公開されている?
逮捕された大庭平容疑者について、現時点で顔画像や個人のSNSアカウントは公式には公開されていません。
ただし、36歳という年齢や「高岡市役所 建築政策課に勤務していた」という情報は公表されているため、地域社会における影響は小さくありません。SNS上では「名前まで出ているのに顔画像が公開されないのは不自然では?」といった声も上がっています。
今後、報道が進むにつれて顔写真やさらに詳しいプロフィールが明らかになる可能性もありますが、現時点ではプライバシーや捜査の観点から非公開となっている状況です。
誹謗中傷はいつから始まったのか?
金沢西署の発表によると、大庭平容疑者による誹謗中傷は1回限りではなく、以前から繰り返されていたとされています。
具体的な開始時期は報じられていませんが、少なくとも2025年3月の投稿が確認されていることから、それ以前から同様の書き込みを行っていた可能性があります。
誹謗中傷は匿名掲示板を中心に行われ、対象となった女性のプライバシーや人格を攻撃するような内容が含まれていたとみられます。
誹謗中傷の内容とは?
警察は「女性を誹謗中傷する内容」とのみ発表しており、具体的な文言は公開していません。
しかし一般的に、この種の事件で問題となる投稿内容は以下のようなケースが多いとされています。
-
「○○(女性の名前)は不倫している」などの虚偽の噂
-
「性格が悪い」「仕事ができない」などの人格攻撃
-
「過去のスキャンダル」など根拠のないデマの拡散
名誉毀損にあたるためには、特定の個人を識別できる表現で社会的評価を下げるような記述である必要があります。大庭容疑者の投稿はこの条件を満たしていたため、刑事事件に発展したのでしょう。
高岡市役所での勤務状況
大庭容疑者は高岡市役所 建築政策課に勤務していました。2024年10月に採用され、事件発覚直前まで勤務を続けていたといいます。
市によると、勤務態度に特に問題はなく、先週まで通常通り職務をこなしていたとのこと。表面上は真面目に働いていた一方で、プライベートでは匿名で誹謗中傷を繰り返していたという二面性が浮かび上がります。
市長のコメントと行政側の対応
事件を受けて、高岡市の出町譲市長は次のようにコメントしています。
「市民の信頼を失うもので誠に遺憾。本人から聴取を行うなど事実確認の上、厳正に対処したい」
自治体職員がインターネットを通じて犯罪行為を行ったという事実は、市役所の信用に大きな打撃を与えています。市は内部調査を進め、懲戒処分を含めて厳正に対応する見込みです。
誹謗中傷とSNS社会のリスク
今回の事件は、SNSや掲示板が匿名で利用できるがゆえに生じた典型的なケースともいえます。
-
匿名性に依存して攻撃的になる心理
-
一度書き込んだ内容は消えにくい
-
名誉毀損や業務妨害として刑事事件化するリスク
現代社会では「ネットだから大丈夫」という考えは完全に通用しなくなっており、投稿者の特定は警察やプロバイダを通じて容易に行われます。大庭容疑者も「見つからないだろう」という油断から書き込みを続けていたのかもしれません。
世間の反応
今回のニュースに対して、SNS上ではさまざまな意見が飛び交っています。
-
「市役所職員がこんなことするなんて信じられない」
-
「名前まで出るのは当然。公務員の自覚がなさすぎる」
-
「ネットの誹謗中傷が刑事事件になる時代になった」
-
「顔画像が出ていないのはモヤモヤする」
一方で、「人間関係のトラブルが背景にあるのでは?」という憶測も広がっており、動機や背景に注目が集まっています。
まとめ
今回の事件を整理すると以下の通りです。
-
逮捕されたのは高岡市役所の職員・大庭平容疑者(36)
-
被害者は仕事で面識のある30代女性
-
誹謗中傷は匿名掲示板で以前から繰り返されていた
-
容疑者は容疑を認めている
-
高岡市は「厳正に対処」と表明
匿名だからといって安易に書き込んだ誹謗中傷が、人生を大きく狂わせることになるという現実を突きつけた事件です。今後の捜査で動機や具体的な投稿内容が明らかになれば、さらに議論が広がることでしょう。
コメント