ザノンフィクションで注目を集めた人物のひとりが「上打田内英樹(かみうちだない・ひでき)」さんです。
1997年9月放送「借金地獄物語」では42歳だった上打田内英樹さん。
この記事では、そんな上打田内英樹さんの 生い立ちや経歴、出身高校・大学などの学歴 に加えて、気になる 現在の活動や家族(妻・子供) についても詳しく調査しました。
どのような人生を歩み、現在どのような活動をしているのか――その全貌をわかりやすくまとめていきます。
上打田内英樹とは?プロフィール紹介
不動産競売の世界で“カリスマ”とも呼ばれる男──
上打田内英樹(かみうったない ひでき)さん。1954年生まれ、岩手県葛巻町出身の実業家です。
現在71歳(2025年時点)の彼は、千葉県船橋市に本社を構える「朝日ホーム株式会社」の代表取締役を務めています。
不動産競売の分野で30年以上のキャリアを持ち、テレビ出演や雑誌取材、講演活動などでも知られる存在です。
その人生はまさに“ゼロからの成功物語”。
中学卒業後わずか15歳で上京し、昼間は働きながら夜は学校に通い、警視庁勤務を経て起業。不動産競売業界を牽引するまでに成り上がった人物です。
生い立ち:貧困から始まった少年時代
上打田内英樹さんは、岩手県葛巻町の山あいの村に5人兄弟の末っ子として生まれました。
幼少期の家庭環境は決して裕福ではなく、ご本人いわく「村で一番貧しかった」と語るほど。
しかし、この厳しい環境が後の「努力は必ず報われる」という信念を育てたといいます。
周囲の友人たちが進学していく中で、上打田内さんは中学校卒業と同時に集団就職を選択。
15歳のとき、岩手から東京へと旅立ちました。まさに“昭和の上京物語”です。
学歴:働きながら夜学で学んだ努力の軌跡
上京後、上打田内さんが最初に就職したのは東京都・多摩地区にある製紙工場でした。
昼は工場で汗を流し、夜は高校へ通うという生活。遊ぶ暇などなく、まさに寝る間を惜しんで働き学ぶ毎日だったといいます。
その後、千葉県立国府台高校(夜間部)を卒業し、さらに千葉短期大学商学部へ進学。
短大では商学や経営の基礎を学び、社会で生き抜くための実践力を磨きました。
この「働きながら学ぶ」という姿勢こそ、後に経営者として成功する上打田内さんの原点と言えるでしょう。
経歴①:安定を求め警視庁へ就職
短大卒業後は、安定を求めて警視庁に勤務します。
公務員としての仕事は安定していましたが、上打田内さんの中では「努力が報われない」という葛藤があったそうです。
周囲と同じペースで仕事をこなすよりも、「やればやっただけ成果が返ってくる世界で勝負したい」。
そんなハングリー精神が再び燃え上がり、彼は不動産業界への転身を決意します。
経歴②:不動産業界への挑戦と修行時代
不動産業界に足を踏み入れた当初は、右も左も分からない状態。
それでも上打田内さんは、「現場で学ぶ」を信条に、営業として飛び込み続けました。
中でも興味を持ったのが「不動産競売」という特殊な分野。
競売物件の仕組みを独学で学び、7年の修行期間を経て、1987年に朝日ホーム株式会社を創業します。
経歴③:朝日ホーム株式会社の設立と成功
1987年、33歳で「朝日ホーム株式会社」を設立。
当初は電話1本、足で稼ぐ営業からのスタートでしたが、誠実な仕事ぶりと独自の競売ノウハウで信頼を獲得。
特に「初心者でも理解できる競売サポート」を打ち出したことで、多くの顧客に支持されるようになります。
現在では、
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不動産競売コンサルティング
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不動産売買・仲介
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任意売却支援
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相続・資産管理
など、幅広い事業を展開。
不動産業界の中でも“競売のプロフェッショナル”として知られています。
ザ・ノンフィクション出演で話題に
上打田内英樹さんの名を全国に広めたのが、フジテレビ系ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』でした。
1997年放送の「借金地獄物語」では、不動産競売をビジネスチャンスとする男として登場。
当時42歳の上打田内さんは、リストラや事業失敗によって家を失った人々の物件を扱う姿を映し出され、「お金が全て」と語っていました。
しかし、2025年の再放送・特集企画では、「あの頃の彼は今」として、ビジネスの裏側や人生観の変化にも注目が集まっています。
現在の活動と信条:「初志貫徹」を貫く経営者
現在71歳となる上打田内英樹さんは、今なお現役の経営者として第一線で活躍中です。
朝日ホームの公式サイトには「初志貫徹」という言葉が掲げられており、若い頃から一貫して“ブレない生き方”を実践してきました。
また、ユニークなのは「パチンコ玉型企業」という自社哲学。
これは「小さな玉が動き回り、ぶつかり合いながら全体が動くように、社員一人ひとりが主体的に動ける会社でありたい」という考え方。
まさに柔軟かつ熱意あるリーダー像を体現しています。
趣味は仕事・体力作り・家庭サービス!
上打田内さんのプロフィールには「趣味:①仕事 ②体力作り ③家庭サービス」と記載されています。
“家庭サービス”という言葉に、人柄の温かさがにじみ出ていますね。
体力作りは、経営者としての激務をこなすためだけでなく、「常に前向きでいるための心と体の健康管理」だそうです。
そして家庭サービスとは、家族と過ごす時間を何より大切にしていることの表れ。
嫁や子供・家族構成は?
上打田内英樹さんは、家族に関する詳細を公表していません。
企業の代表としてメディア露出はありますが、プライベートはしっかり守るタイプのようです。
ただし、趣味として「家庭サービス」を挙げていることから、結婚しており、奥様やお子さんがいる可能性は高いでしょう。
おそらく家族の支えがあったからこそ、長年にわたって経営を続けてこられたのではないでしょうか。
仕事も家庭も全力で取り組む姿勢は、多くの経営者の理想像ともいえます。
上打田内英樹の人柄・仕事観
彼をよく知る関係者の間では、「情熱と冷静さを併せ持つ人」「現場を何より大切にする社長」との声が多いそうです。
どんなに会社が成長しても、現場の社員や顧客との距離を近く保ち続ける。
その背景には、「自分もかつて現場で汗を流してきた」という原体験があるのでしょう。
お金のために働くのではなく、「信頼を積み重ねた結果としてお金がついてくる」という信条を貫いています。
まとめ:努力と信念で道を切り開いた人生
上打田内英樹さんの人生を一言で表すなら、“努力と信念の物語”。
貧しい村で育ち、15歳で上京。
製紙工場で働きながら夜学に通い、高校・短大を卒業。
警視庁勤務を経て不動産業界に転身し、33歳で独立。
不動産競売の第一人者として成功を収め、今なお現役で走り続けています。
「お金がすべて」と語っていた若き日から30年──
現在の上打田内さんは、家族や社員、そして顧客を何より大切にする“人情派経営者”へと進化しています。
これからもその生き様は、多くの人に勇気を与え続けるでしょう。
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