神奈川県弁護士会に所属するベテラン弁護士・竹久保好勝(たけくぼ よしかつ)氏が、依頼人から預かった約6億円もの金を無断流用していたとして、懲戒手続の対象となっていることが明らかになりました。
報道によると、竹久保氏は「事務所の経費が厳しかったため資金として使った」と説明していますが、その規模と件数の多さに、法曹界だけでなく一般市民からも驚きと怒りの声が広がっています。
今回は
- 竹久保好勝の顔画像
- 竹久保好勝が代表を務める弁護士事務所の名前や場所
- 嫁や子供 家族構成
- 余罪や動機
などについて調査していきます
竹久保好勝の顔画像や人物像
竹久保好勝弁護士の顔画像については、現時点では報道機関による正式な公開は確認されていません。
ただし、神奈川県弁護士会のホームページには「小田原三の丸法律事務所 竹久保好勝」という登録情報が掲載されており、地元の弁護士として長年活動してきた人物であることがわかります。
82歳という高齢でありながら、現役の弁護士として活動していた点からも、長年にわたり法律業務に携わっていたことが伺えます。
しかし、老舗弁護士の末路がこのような事件で終わるとは、誰も予想していなかったでしょう。
弁護士事務所の場所と概要
「小田原三の丸法律事務所」は、小田原市の中心部に位置し、アクセスしやすい立地にあるといわれています。
小田原城のほど近く、地元住民の法律相談窓口として長年親しまれてきました。
依頼人の多くは高齢者で、相続や遺産分割、不動産売買などを巡る案件を扱っていたとされます。
そのため、預かり金の金額も高額になりやすく、今回のように「6億円を超える流用」という事態に発展した可能性があります。
70件・総額6億円超の流用が判明
神奈川県弁護士会によると、竹久保氏による預かり金の不正流用は少なくとも70件、総額6億円を超える規模に及ぶといいます。
この金額は、個人弁護士による不正流用としては極めて異例であり、過去に例を見ない規模です。
問題が発覚したのは2025年9月24日。
事務所の関係者が県弁護士会に相談したことがきっかけでした。
弁護士会の調査により、依頼人からの預かり金を「事務所の運営資金」や「個人的な支出」に充てていたことが明らかになり、現在は懲戒手続が進められています。
弁護士会の怒りと嘆き「信頼を壊す行為」
神奈川県弁護士会の畑中隆爾会長は、会見で次のように述べています。
「そもそもどうしてこんなに多額のお金を預かれるのか。そしてどうして依頼者からの預かり金と事務所の経費を混同してしまうのか。全てが信じがたい。」
弁護士は、依頼人から預かった金銭や財産を「信託」として厳重に管理する立場にあります。
それを私的に流用するというのは、職業倫理に反する極めて重大な違反。
法の専門家として信頼を裏切る行為に、同業者からも「言語道断だ」と非難が集まっています。
「事務所の経費が厳しかった」苦しい言い訳
竹久保弁護士は弁護士会の聴取に対し、「事務所の経費が厳しかったため、資金として使った」と説明していると報じられています。
しかし、これは明らかに正当な理由にはなりません。
仮に資金繰りが厳しかったとしても、依頼人からの預かり金は絶対に手をつけてはならない「他人の財産」です。
弁護士業務を長年続けてきた人物であれば、そのことを最も理解していたはず。
それでも手を出したということは、金銭的な逼迫だけでなく、長年の慢心やモラルの欠如が背景にあったのかもしれません。
竹久保好勝の家族構成 嫁や子供はいるのか?
竹久保好勝弁護士の妻(嫁)や子供などの家族構成については、公には明らかにされていません。
ただし、年齢が82歳であることから、すでに家族を持ち、子や孫がいる可能性は高いでしょう。
長年にわたり地域の弁護士として活動していたことから、地元でも「人格者」「信頼できる先生」として知られていた時期もあったはずです。
それだけに、今回の事件が家族に与える影響は計り知れません。
「まさか父が、夫がこんなことを…」と、家族も深く傷ついている可能性があります。
余罪やさらなる被害の可能性
現在確認されているのは70件・6億円超の流用ですが、これがすべてとは限りません。
弁護士会では、今後さらに詳細な調査を進める予定で、余罪の存在も視野に入れているといいます。
依頼人の中には、「数年前から連絡が取れなかった」「精算が遅れている」といった不審な動きを感じていた人もいるようです。
こうした証言が今後出てくる可能性もあり、最終的な流用額はさらに膨れ上がる恐れがあります。
弁護士会が臨時相談窓口を開設
神奈川県弁護士会は、今回の問題を受けて、被害相談のための臨時相談窓口を開設しました。
10月23日まで、公式サイト上のフォームから被害の申告を受け付けています。
被害者の中には、高齢者や遺族など法的知識に乏しい人も多く、弁護士会としては丁寧に対応する方針を示しています。
法曹界への信頼失墜と今後の課題
弁護士は「正義と信頼の象徴」として社会的地位が高い職業です。
その中でも、依頼人の財産を預かる立場にある以上、厳しい倫理観と誠実さが求められます。
それにもかかわらず、今回のような事件が起きてしまったことは、弁護士制度そのものの信頼を揺るがす重大な問題です。
再発防止には、弁護士会による資金管理のチェック体制をより強化し、預かり金口座を定期的に監査するなどの仕組み作りが必要でしょう。
まとめ
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竹久保好勝弁護士(82)は「小田原三の丸法律事務所」の代表
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預かり金約6億円を無断流用、少なくとも70件の不正が判明
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動機は「事務所の経費が厳しかった」
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家族構成は非公開だが、家族への影響は深刻
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弁護士会が臨時相談窓口を設置し、被害者対応を開始
高齢のベテラン弁護士による巨額流用事件は、法曹界に大きな波紋を広げています。
「信頼」を根本に成り立つ職業だからこそ、再発防止と透明性の確保が今後の課題となるでしょう。
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