米倉千貴の顔画像 SNS オルツの業務内容や場所は 自宅住所 共犯者の名前も

AI(人工知能)関連の新興企業として注目を集めていた「オルツ」が、粉飾決算の疑いで大きな問題となっています。
東京地検特捜部は2025年10月9日、同社の元社長である**米倉千貴(よねくら・かずたか)ことカン・チョンキィ容疑者(48)**ら4人を逮捕しました。

スポンサーリンク


報道によりますと、オルツは上場して間もないにもかかわらず、売上の8割を架空計上していたとされています。

この記事では、米倉容疑者の顔画像やSNS、オルツの業務内容や所在地、さらに共犯者とされる旧経営陣について詳しくまとめていきます。


目次

米倉千貴の顔画像と経歴

米倉千貴容疑者は、東京都出身の実業家であり、AIスタートアップ企業「オルツ」の創業者です。

顔画像を見ると、優しい笑顔で人当たりの良さを感じさせますが、その裏では企業価値を高めるために、虚偽の売上を計上していたとみられています。

米倉容疑者は、過去にメディアドゥの取締役未来少年株式会社の代表取締役を務めており、IT業界では経験豊富な人物として知られていました。

2014年11月に東京都江東区でオルツを設立し、AI技術を活用した「パーソナル人工知能」の開発に取り組みました。

社長として10年にわたり事業を拡大し、2024年10月には東証グロース市場に上場を果たすなど、順調に見える経営を続けていました。


オルツの業務内容とは?AI議事録作成で話題に

スポンサーリンク

オルツは「人の知性をデジタル化する」ことを理念に掲げるAI企業です。

主な事業内容は、AIによる議事録作成ソフトの開発や、デジタルクローン(人格を模倣するAI)の研究などです。

特に有名なのが、2020年にリリースされた「AI GIJIROKU(アイ・ギジロク)」という議事録作成サービスです。


このソフトは、会議の音声を自動で認識して文字に起こすことができ、非常に高い精度を誇っていました。テレワークの普及期には多くの企業が導入し、オルツの名を一躍有名にしました。

さらに、オルツが開発した「デジタルクローン」は、ユーザーのメール内容やチャット履歴、音声データなどを学習し、その人に代わって会議や講演会で発言できるという革新的な技術でした。
AIが本人のように振る舞うという点で注目され、「人間の分身をつくる企業」として話題になっていました。


粉飾決算の手口と循環取引の実態

スポンサーリンク

しかし、その華々しい表舞台の裏では、巧妙な粉飾が行われていたといいます。

東京地検特捜部によると、オルツは2022年から2024年にかけての3年間で、総額約111億円にのぼる売上を不正に水増ししていました。

その手口は「循環取引」と呼ばれるものです。

まずオルツが広告会社に「広告宣伝費」などの名目で資金を支払います。

その後、その広告会社を経由して「スーパーパートナー」と呼ばれる販売事業者にお金を渡し、最終的にその販売業者から「売上金」としてオルツに資金が戻るという流れです。

このように資金をぐるぐると循環させることで、帳簿上だけは売上が増えているように見せかけていたのです。
実際には実態のない取引であり、会社の利益を大きく偽装していたことになります。


オルツの本社所在地と会社概要

オルツは、設立当初は東京都江東区に拠点を置いていましたが、事業拡大に伴い東京都港区へ本社を移転しています。
2024年10月には東証グロース市場に上場し、AI業界の有望株として注目されていました。

【会社概要】

  • 会社名:株式会社オルツ(Alt Inc.)

  • 設立:2014年11月

  • 本社所在地:東京都港区(詳細非公開)

  • 代表者(当時):米倉千貴

  • 主な事業:AI議事録作成システム、デジタルクローン開発、AI音声認識技術など

本社は港区のオフィス街にあり、スタートアップらしいモダンな内装が特徴的でした。
しかし、今回の事件を受けて上場廃止の可能性もあり、社員や取引先にも大きな混乱が広がっています。


共犯者として逮捕された旧経営陣

今回の事件では、米倉容疑者のほかに3人の旧経営陣も逮捕されています。

  • 日置友輔(ひおき ゆうすけ)容疑者(34):元CFO(最高財務責任者)

  • 浅井勝也(あさい かつや)容疑者(46):元取締役

  • 有泉隆行(ありいずみ たかゆき)容疑者(52):経営幹部

これらの人物はいずれも経営中枢を担っており、資金の流れを管理していたとみられています。
特捜部は、組織的な粉飾を行っていた可能性が高いとみており、背後に別の関連会社や資金ルートがないかも調べているようです。


米倉千貴のSNS活動と発言

米倉容疑者はSNSでも積極的に情報発信を行っており、X(旧Twitter)やFacebookでAI技術の将来性について語る投稿が多く見られました。
「AIが社会を変える」「人の意識をデジタル化する」といった壮大なビジョンを掲げていた一方で、実際の経営では売上を“デジタル的に操作していた”という皮肉な結果になってしまいました。

SNS上では、「理想に酔っていたのか」「上場を急ぎすぎたのでは」といった批判的な意見も見られ、業界関係者からは「社内の統制が取れていなかったのではないか」という声も上がっています。


米倉千貴の自宅住所や生活ぶり

米倉容疑者の自宅は、東京都内の高級マンションにあったと報じられています。
近隣住民によると、深夜までリモート会議を行う姿や、タクシーで頻繁に出入りする様子が目撃されていたそうです。
ベンチャー経営者らしく、常に忙しく働く一方で、経済的にはかなり余裕のある生活を送っていたとみられます。


今後の捜査の行方と業界への影響

今回の粉飾決算事件は、上場直後のベンチャー企業による不正として極めて異例です。
AI業界では「日本発の革新的企業」として期待されていたオルツだけに、失望の声が広がっています。

特捜部は、虚偽記載を主導した人物の特定を進めており、関係する広告会社や販売代理店にも捜査が及ぶ見込みです。
また、上場審査を通過した証券会社や監査法人の責任も問われる可能性があります。

この事件は、AIスタートアップ業界全体に対しても信頼を揺るがす出来事であり、再発防止のためのガバナンス強化が急務となっています。


まとめ

AI技術で社会を変えると期待されていたオルツが、粉飾決算という不正によって信頼を失ってしまいました。

  • 米倉千貴容疑者(48)はオルツの創業者で元社長

  • 架空の売上を計上し、3年間で約111億円を水増し

  • 共犯として元CFOや旧経営陣3名も逮捕

  • 本社は東京都港区、AI議事録作成サービスで注目を集めた

  • SNSでは理想的な発言が多かったが、実態は虚偽の経営

AIという最先端の技術を扱う企業であっても、経営者の倫理観が欠ければ、技術の価値も信頼も失われてしまいます。
オルツの事件は、テクノロジー企業の光と影を象徴する出来事として、今後も長く語り継がれることになりそうです。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次