ロッテの人気チョコ菓子「チョコパイ」をめぐり、「中から歯のようなものが出てきた」という驚きの投稿がSNS上で拡散しています。
投稿者が「噛んだ瞬間、ガリッとした」と報告したことでネットは騒然。
しかし、一方で「自分の歯が欠けただけでは?」という指摘や、「投稿自体の信ぴょう性を疑う声」も多く上がっています。
この記事では、話題の経緯、投稿者の人物像、製造工場の所在地、そして“本当に異物混入なのか”という点まで詳しく解説していきます。
投稿の発端:チョコパイから“歯のようなもの”が出てきた?
【異物混入拡散希望】
ロッテのチョコパイ食べてたらガリっと。
よく見たら歯じゃない?🤮
光の速さで回収に来たけど、やっぱり歯だった。
原因不明です(終わり)
二度とロッテは信用しない🤮
食事恐怖症になったよ🤮 pic.twitter.com/dy8yaIqBFy— 安岡 篤志 / Atsushi Yasuoka (@noribros) November 11, 2025
SNS上で話題になったのは、X(旧Twitter)ユーザー・安岡篤志氏による投稿です。
安岡氏は、自身で購入した「ロッテ チョコパイ」を食べていたところ、噛んだ瞬間に「ガリッ」と硬いものに当たったと報告しました。
驚いて中を確認したところ、「歯のようなものが入っていた」とのこと。
投稿には実際に撮影された写真が添付されており、白く尖った破片のような物体が映っていたため、閲覧者の間で大きな話題になりました。
安岡氏によると、食べた直後にメーカー側(ロッテ)から何らかの「回収のような対応」が行われたとされており、SNS上では「すでに調査中なのでは」といった憶測も広がっています。
SNSの反応:「自分の歯では?」と指摘する声も多数
この投稿に対して、多くのユーザーが反応を寄せています。
特に注目されたのは、歯科関係者と思われるユーザーたちからの冷静な指摘です。
汚れ?がチョコだとして、チョコパイで欠ける歯って絶対定期検診してないし歯磨きも適当にやってるボロボロの歯でしょ 自己責任をSNSで騒ぎたてるなよ😮💨 https://t.co/EDzHfJYO85
— a♡ (@AHbbw) November 12, 2025
「歯科衛生士です。こういうケース、実際には“自分の歯が欠けただけ”ということが多いです」
「このサイズの歯が取れて気づかない人いる?」
チョコパイに歯が入ってたってやつ、拡散希望とか書いてるけど自分の歯だったらどうするんだろ
工場で歯なんて普通入らないのでは?— フジタ (@ryuiaoe) November 12, 2025
こうした意見が相次ぎ、投稿の信ぴょう性に疑問を呈する声も増えました。
一方で、投稿を信じたユーザーからは次のような不安の声も上がっています。
「本当に異物だったら怖すぎる」
「メーカーはどのように対応しているのか?」
「報道されていないのが逆に不気味」
このように、ネット上では「異物混入事件なのか」「ただの誤解なのか」で意見が二分しています。
ロッテの公式発表は?現時点では“未確認”
記事の時点では、ロッテから公式な発表や調査結果は出ていません。
つまり、「投稿者の主張」にとどまっている段階です。
食品メーカーで異物混入が確認された場合、通常は即座に「お詫びとお知らせ」として公式サイトなどに発表されます。
しかし、ロッテの公式サイト・SNSではこの件に関するリリースは見られません。
このため、「本当に異物だったのか」「企業側が調査中なのか」「そもそも事実ではないのか」という点は依然として不明のままです。
本当に“歯”だったのか?真相をめぐる疑問点
投稿者が「歯のようなもの」と表現している点が、この話題の最大の焦点です。
実際の鑑定が行われたわけではなく、現時点ではその物体の正体は分かっていません。
考えられる可能性としては以下の通りです。
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本当に他人の歯が混入していた
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製造過程で作業員の歯が混入するなど、極めて稀なケース。
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しかし、大手メーカーでは金属探知機・X線検査・異物検査員による目視確認などが行われており、実際にはほぼ不可能に近いとされています。
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人工物や異素材が混入していた
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製造ラインのプラスチック破片や、包装材の一部が硬化して混入するケースもあり得ます。
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投稿者自身の歯が欠けた
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SNS上では「噛んだ瞬間に歯が欠け、自分の歯片を異物と誤認した可能性が高い」という意見が多数。
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特にチョコパイのような柔らかいお菓子では、異物混入よりもこのパターンの方が現実的とされています。
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チョコパイの製造工場はどこ?ロッテの国内主要拠点
ロッテは全国に複数の製造拠点を持っています。
チョコパイは主に以下の工場で生産されているとされています。
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浦和工場:〒336-8601 埼玉県さいたま市南区沼影3-1-1
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狭山工場:〒350-1331 埼玉県狭山市新狭山1-2-1
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滋賀工場:〒521-1334 滋賀県近江八幡市安土町西老蘇147-1
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九州工場:〒833-0005 福岡県筑後市長浜1818
さらに、中央研究所も浦和工場に併設されています。
いずれの工場も、厳格な品質管理体制のもとで稼働しており、
異物混入防止のために金属検出機・X線検査・異物混入カメラ・目視チェックが多層的に導入されています。
こうした体制から見ても、「歯の混入」というのは現実的にはほとんど考えにくい事案といえます。
デマの可能性も?真偽不明のまま拡散するリスク
SNSで拡散された投稿は、たとえ本人の体験談であっても、証拠が不十分なまま広まる危険性があります。
今回のケースでも、「写真の物体が何なのか」「メーカーが実際に調査したのか」といった確証がないまま、多くのユーザーがコメントや拡散を行いました。
その結果、デマや誤情報が一気に広がる構図が生まれています。
過去にも似たケースがあり、
「自分の歯が欠けただけだった」「他の食品を誤って混同していた」と後から判明した例も少なくありません。
消費者として注意すべきポイント
このようなニュースを見たとき、消費者が混乱しないために大切なのは「冷静な確認」です。
もし自分が同じ状況に遭遇した場合は、
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異物をすぐに捨てず、写真を撮影し保管する
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製品のパッケージとロット番号を控える
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メーカーのお客様相談室に連絡する
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可能であれば保健所に相談する
こうしたステップを踏むことで、正確な調査と対応が行われます。
SNSに投稿する前に、まずメーカーへ直接問い合わせることで、誤解やデマの拡散を防ぐことにもつながります。
ロッテの今後の対応に注目
今回の件について、ロッテは公式にコメントを発表していませんが、
万が一異物混入の可能性が確認されれば、迅速にリコールや調査報告が行われるはずです。
これまでのロッテの対応を見る限り、同社は異物混入のような事例があった際には
即日で調査を行い、報告書を公開してきた経緯があります。
そのため、現時点では「投稿者の主張段階」であり、
報道や企業発表を待つ冷静な判断が求められるでしょう。
まとめ:真相は未確定、現段階では「噂の域」
ロッテ「チョコパイ」に“歯のようなもの”が入っていたという話題は、
投稿者・安岡篤志氏のSNS投稿が発端で広まりました。
しかし、メーカーの公式発表はなく、
現時点では「異物混入があった」という確証は得られていません。
専門家の間では「自分の歯が欠けた可能性」が高いとされており、
ネット上の過剰な拡散には注意が必要です。
今後、ロッテ側が正式な調査結果を発表するかどうかが注目されます。
消費者としては、不安な情報に惑わされず、公式な一次情報を確認する姿勢が求められます。
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