大阪府警は2月5日、水漏れやトイレ詰まりといった住宅トラブルに付け込み、法外な修理代金を脅し取る、いわゆる「レスキュー商法」を繰り返していたとされるグループのリーダー格の男を恐喝と強要の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、兵庫県西宮市在住の水道工事作業員、佐田大希容疑者(30)です。
一見すると生活に密着した「水回りトラブルの解決業者」を装いながら、実際には依頼者の不安をあおり、現金や高額な物品を脅し取るという悪質な手口が明らかになっています。
本記事では、佐田大希容疑者の人物像や勤務先の会社、居住地とされる西宮市の情報、そして問題となっているレスキュー商法の具体的な手口について、警察発表や取材内容をもとに詳しく整理します。
佐田大希容疑者のプロフィール
警察の発表によると、逮捕された佐田大希容疑者は以下のように報じられています。
名前
佐田大希(さだ だいき)容疑者
年齢
30歳
職業
水道工事作業員
住所
兵庫県西宮市(詳細な番地は非公表)
現時点で、佐田容疑者は「レスキュー商法」を行っていたグループのリーダー格とみられており、依頼の受付や作業員への指示役を担っていた可能性があるとされています。
顔画像は公開されているのか
2026年2月現在、佐田大希容疑者の顔画像については、警察や報道機関から明確な写真は公開されていません。
一部の事件では送検時に映像や写真が報じられるケースもありますが、本件については現段階で顔がはっきり確認できる画像は確認されていない状況です。
今後、送検時や続報によって新たに公開される可能性はありますが、現時点では未公開と見るのが妥当です。
勤務先の会社はどこだったのか
佐田容疑者は「水道工事作業員」と報じられていますが、特定の会社名は公表されていません。
警察の説明によると、佐田容疑者のグループは、
・複数の屋号を使い分けていた
・悪評が広まると社名や屋号を変更していた
・実体の分かりにくい形で活動していた
とされており、固定された法人名や正式な会社としての実態がなかった可能性も指摘されています。
そのため、一般的な水道工事会社に正社員として勤務していたというより、グループ内で作業員を統括する立場だったとみられています。
西宮市の自宅について
佐田大希容疑者の住所は「兵庫県西宮市」とのみ公表されており、具体的な地区名や住宅形態は明らかにされていません。
西宮市は大阪と神戸の中間に位置する住宅地としても知られ、単身者向けの集合住宅からファミリー層向けの住宅まで幅広いエリアがあります。
今回の事件では、自宅が犯行現場になったわけではなく、被害者宅を訪問する形で犯行が行われていたため、自宅に関する詳しい情報は伏せられていると考えられます。
レスキュー商法とは何か
今回問題となっている「レスキュー商法」とは、水漏れやトイレ詰まり、害虫駆除など、生活上の緊急性が高いトラブルにつけ込み、相場を大きく超える高額請求を行う悪質な商法のことを指します。
依頼者は、
・夜間や休日で焦っている
・専門知識がなく相場が分からない
・放置すると被害が広がると思い込まされる
といった心理状態に置かれやすく、冷静な判断が難しくなります。
佐田容疑者のグループは、こうした心理を巧みに利用していたとみられています。
トイレ詰まり修理の被害事例
警察が明らかにした被害の一つが、トイレ詰まりの修理を依頼した20代男性Aさんのケースです。
Aさんは2025年5月20日夜、自宅のトイレの不具合に気づき、インターネット検索で見つけた業者に修理を依頼しました。
最初に提示されたのは、
・異物除去費用3万円
・衛生費などの追加料金
比較的安く見える説明でしたが、作業途中で態度が一変します。
作業員の男らは、
「思っていたよりもヤバい状況」
「放置すると下の階に漏れる」
「賃貸だから大事になる」
などと不安を強調し、高額な追加費用を要求しました。
現金の脅し取りとスマホ契約の強要
Aさんは最終的に現金17万円を支払う約束をさせられ、ATMで現金を引き出します。
しかし、作業員の要求はそれで終わりませんでした。
「財布の中身を全部出せ」
「こざかしいまねすんな」
などと強い口調で迫られ、合計で20万1000円を脅し取られたとされています。
さらに男らは、
「まだ足りない」
「もっと金が必要」
として、Aさんを携帯ショップに連れて行き、高額なスマートフォン2台を契約させました。
契約金額は約36万円にのぼり、そのスマートフォンはすぐに買取店で売却され、現金化されたといいます。
ゴキブリ駆除でも同様の手口
別の被害者である20代男性Bさんは、ゴキブリ駆除を依頼したことで同様の被害に遭いました。
「調査だけで数万円かかる」
「水道管が原因で繁殖している」
「今すぐ直さないと周囲に迷惑がかかる」
と説明され、最終的に33万円を請求されます。
Bさんが支払いに疑問を持ち、知人に相談したところ態度が豹変し、
「サインしなければ携帯は返さない」
と脅され、無理やり契約と支払いをさせられたとされています。
ネット広告と屋号変更の実態
佐田容疑者のグループは、
「水漏れ・詰まり 280円~即解決」
「相談・見積もり無料」
といった広告をネット上に多数出していたとみられています。
警察によると、
・悪評が出る
・口コミが広がる
と屋号を変え、別業者を装って同様の犯行を繰り返していた可能性があるとのことです。
この構造は、いわゆる匿名・流動型犯罪グループに近いとみられ、警察は余罪や指示役の存在についても捜査を続けています。
専門家が指摘する注意点
消費者問題に詳しい弁護士は、次のように注意を呼びかけています。
賃貸住宅の場合は、まず管理会社や大家に相談すること。
持ち家の場合も、ハウスメーカーや信頼できる業者に確認を取ること。
作業前に必ず金額を確認し、納得できなければ契約しないこと。
緊急時ほど冷静さを失いやすく、今回の事件はその心理を突いた典型的なケースだといえます。
まとめ
佐田大希容疑者が関与したとされるレスキュー商法事件は、誰もが被害者になり得る身近な犯罪です。
「困っているときほど、落ち着いて判断する」
その重要性を改めて突きつける事件といえるでしょう。
警察は、佐田容疑者以外にも関与した人物がいるとみて、引き続き捜査を進めています。
コメント