2025年7月29日、警視庁公安部が発表したニュースに日本中が驚きました。
中核派全学連の活動家である田沢真衣容疑者(27)と松本彩乃容疑者(30)の2人が、通行人の男性に暴行を加えたとして暴力行為法違反(集団的暴行)容疑で逮捕されたのです。
犯行は昨年7月に起きていたもので、防犯カメラなどの捜査を通じて約1年越しの立件となりました。
この記事では、2人の顔画像や生い立ち、自宅の住所、犯行現場の詳細、そして動機について、報道をもとに詳しく掘り下げていきます。
田沢真衣と松本彩乃の顔画像は?
現在のところ、田沢真衣容疑者と松本彩乃容疑者の顔画像は公表されていません。
警察による送致映像も現時点では報道されておらず、メディアでのモザイクなしの顔写真は確認されていない状況です。
しかし、2人が所属していた「中核派全学連」は、たびたび街頭活動やデモを行っており、過去の活動映像やSNS投稿から関係者とみられる写真が複数確認されています。
今後の続報で、顔画像が判明する可能性は高いでしょう。
生い立ちや経歴は?中核派との関係も
● 田沢真衣(たざわ・まい)容疑者
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年齢:27歳
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住所:東京都板橋区赤塚在住
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所属:中核派・全学連活動家
田沢容疑者は都内の大学に在学または卒業後、**中核派の学生組織「全学連(全国学生自治会連合)」**に参加したとされています。
全学連は過去には全国規模の学生運動を主導してきた歴史を持ちますが、近年は極左活動家の温床とも批判されており、公安調査庁の監視対象団体にも指定されています。
田沢容疑者もそうした政治活動に積極的だったとみられ、SNSやビラ配り、街頭演説での姿が確認されています。
● 松本彩乃(まつもと・あやの)容疑者
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年齢:30歳
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住所:東京都東大和市南街
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所属:同じく中核派・全学連
松本容疑者も学生時代から左翼系市民運動に参加しており、大学卒業後も活動を継続。特に「反原発」「反戦」などをテーマとした集会や演説に関わることが多かったとされています。活動家の間では“顔の知られた存在”だったようです。
生い立ちについての詳細な情報は公表されていませんが、彼女も学生運動にのめり込んでいく過程で、極左活動に深く関与するようになったことは間違いないでしょう。
自宅住所の詳細
報道によると、以下の住所が確認されています。
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田沢真衣容疑者:東京都板橋区赤塚
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松本彩乃容疑者:東京都東大和市南街
板橋区赤塚は静かな住宅街として知られており、特に目立ったトラブルがある地域ではありません。
同様に、東大和市南街も穏やかな地域ですが、駅周辺では政治的なビラ配布やスピーカー演説も時折見られるエリアです。
両名ともに「活動家としての生活」を優先していたと考えられるため、自宅はあくまで拠点の一部であり、日常的に街頭活動や組織の拠点に出入りしていたとみられます。
犯行現場の詳細と当時の状況
事件が発生したのは2023年7月18日午後0時35分ごろ。場所は**東京都文京区大塚の「中央大学茗荷谷キャンパス近くの路上」**です。
その日、田沢容疑者らは、8月6日に予定されていた「原爆の日の集会」への参加を呼びかけるために街宣活動を行っていました。主にマイクを使って通行人に向けて演説をしていたようですが、その途中、通行人の10代男性とトラブルになったといいます。
警視庁によると、この男性に対し、田沢容疑者と松本容疑者は大声で詰め寄り、腕や肩を掴んで引っ張るなどの暴行を加えた疑いがあります。周囲の防犯カメラにはその様子が記録されており、今回の立件につながったということです。
犯行の動機は?思想的背景が原因か
動機については2人とも黙秘しており、明確な供述はない状況です。しかし、背景にあるのはやはり思想的な対立であると考えられます。
中核派の街宣活動は、しばしば一般市民との間で口論やトラブルを引き起こしており、今回も男性がその主張に反発、あるいは迷惑行為として抗議した可能性があります。2人はその抗議に過剰反応し、暴行に至ったというのが自然な流れです。
中核派は、安保法制反対、原発反対、天皇制廃止、戦争法案反対などを主張しており、それに同意しない市民との摩擦も少なくありません。
中核派・全学連とは何か?
中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)は、極左暴力集団として政府から認定されている政治団体で、過去には爆弾テロやゲリラ活動などを行ってきた歴史があります。現在でも、公安調査庁による監視下に置かれており、その動向は常に注目されています。
その学生組織である「全学連」は、60〜70年代の学生運動全盛期に活動のピークを迎えましたが、現在も規模を縮小しながら各大学に活動家を送り込んでいます。
今回の事件を受け、再び中核派の危険性がクローズアップされることは間違いないでしょう。
今後の見通しとネットの反応
今後、2人には厳しい取り調べが行われると予想されますが、思想的信念が強い活動家ほど黙秘を貫く傾向があり、長期化する可能性もあります。場合によっては、他の活動家の逮捕や組織壊滅に向けた捜査へと発展するかもしれません。
ネット上では、
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「中核派なんてまだいたのか…」
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「一般人に暴行するなんて活動の自由じゃない」
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「過激派は迷惑すぎる」
といった厳しい声が多数見られます。
一方で、
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「暴力は絶対にダメだけど、主張自体は理解できる部分もある」
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「政治的な弾圧では?」
といった意見もあり、一定の議論を呼んでいます。
まとめ
今回の事件は、「思想の自由」と「市民の安全・秩序」のせめぎ合いを浮き彫りにしました。田沢真衣容疑者と松本彩乃容疑者の逮捕は、単なる暴行事件ではなく、現代における極左思想と市民社会の衝突というより大きな問題を内包しています。
中核派・全学連の動向とともに、今後の捜査の行方に注目が集まります。
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