エチカミヤビ 男のときの本名は?生い立ちや経歴 母親に性転換を宣言

2025年8月3日放送の『ザ・ノンフィクション』では、プロレスラー・エチカミヤビさんの壮絶な人生にスポットが当たります。

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タイトルは『母ひとり子ひとりの物語~息子が娘になる日~』。


「女になって、必ず帰ってきます」――そうリング上で叫んだ若きプロレスラーの本名、過去、生い立ち、そして母との絆とは?

この記事では、トランスジェンダー女性であるエチカミヤビさんのこれまでの歩みと、母親との深い関係を中心に、詳しくご紹介します。


目次

エチカミヤビのプロフィールと男だったときの本名

項目 内容
リングネーム エチカ・ミヤビ(Ethica Miyabi)
本名(男性時代) とものり(漢字表記不明)
ニックネーム 進撃の超新星
生年月日 2001年3月25日(24歳)
出身地 神奈川県小田原市
身長 178cm
体重 73kg
所属団体 P.P.P.TOKYO
経歴 野球、柔道、ガールズバー勤務、プロレスラー
性別 トランスジェンダー女性

エチカミヤビさんは、2001年3月25日生まれ。元々は男性として生まれ、「とものり」という本名で育ちました。

現在は「エチカ・ミヤビ」として、女子プロレス界にその名を轟かせています。


生い立ちとスポーツ漬けの学生時代

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エチカさんは神奈川県小田原市で育ち、幼少期から活発な性格だったようです。

小学5年生のときにソフトボールを始め、中学では軟式野球部、高校では硬式野球部に所属。

最速136キロの球を投げたという記録も残っており、男子アスリートとして将来を期待される存在でした。

高校卒業後は大学に進学。2年生までは男性として、学生生活を送っていました。

また、柔道にも取り組んでおり、黒帯二段を取得。体格と運動神経には恵まれていた一方で、自身の「本当の性別」に対する違和感を抱え続けていたのです。


コロナ禍で始まった“本当の自分探し”

大学2年生の終わり頃、世界はコロナ禍に突入。授業はリモート中心になり、一人で過ごす時間が増えました。この静かな時間が、エチカさんにとって自分の本質と向き合う大切なきっかけとなったのです。

「自分は男性として生きていくのではなく、女性として生きたい」

その強い思いに目覚めた彼女は、髪を伸ばし、スカートを履き始めました。大学は一時休学し、性転換手術の費用を稼ぐために夜の飲食業で働く決断も。世間の偏見や経済的な困難の中でも、エチカさんはブレずに前を向いて歩み始めました。


性転換手術とオーストラリア留学

性転換に向けた準備の一環として、オーストラリアに半年間留学。この海外経験がエチカさんにとって人生の転機となります。現地では大学寮が男女混合で、「もう大人なんだから好きにやんなよ」と自由な雰囲気があったと語っています。

この自由で開放的な空気に触れたことで、「女性として生きる」という決意はさらに確固たるものに。

帰国後には保護者の同意なしで手術が受けられる年齢(20歳)に達していたこともあり、性器の一部を摘出する手術を実施。現在は、将来的に完全な性別適合手術を目指している段階とのことです。


理解ある母の存在と深い親子の絆

エチカさんが公にトランスジェンダーであることを語れる背景には、母親の存在があります。

母は看護師として働く一方、エチカさんの性の違和感に気付き、非常に早い段階から理解と受容を示してくれました。

息子が“娘”になると決めたとき、母は「あなたがあなたらしく生きていけるなら、それが一番の幸せ」と温かく背中を押したといいます。母子家庭で育ったエチカさんにとって、母は絶対的な支えであり、人生の指針なのです。

今回の『ザ・ノンフィクション』では、この親子の強い絆も丁寧に描かれています。


プロレスとの出会いと「ちゃんよた」との縁

ニューハーフとして働いていた飲食店がコロナ禍で営業停止となったことをきっかけに、「筋肉女子」をコンセプトにしたガールズバーへ転職。ここで出会ったのが、YouTuberで女子プロレスラーの「ちゃんよた」さんでした。

ちゃんよたさんは、エチカさんの体格と運動歴を見てプロレスの道を勧め、P.P.P.TOKYOという団体への道を開いたのです。

プロレスという新たな表現の場で、性別にとらわれない戦い方と生き方を見せるエチカさんの姿は、観客の心をつかみ始めています。


プロレスデビューと現在の活動

2022年7月12日、練習生としての8カ月の下積みを経て、記者会見でプロレスデビューが発表されました。そして同年9月14日、新宿FACEにて行われた試合で、人気女子レスラー・世羅りさ選手とのデビュー戦に挑みました。

結果は敗北でしたが、トランスジェンダーであることを公表し、リングに立つその姿は多くのファンの心を打ちました。

2023年2月7日には、同じくトランスジェンダーのプロレスラー・朱崇花選手とも対戦。プロレスの世界において、性の多様性を体現する象徴的な存在となりつつあります。

また現在は、神奈川県登戸の『CLUB SECRET』というバーで女子プロレスラーとしてホステス業もこなしています。リングの上でも、接客の場でも、自分らしさを発揮する姿勢は一貫しています。


まとめ:母の愛と“自分らしさ”を貫く勇気

エチカミヤビさんの人生は、「自分を偽らずに生きること」の難しさと素晴らしさを同時に教えてくれます。男性として生まれた「とものり」少年は、自らの内なる声に従い、“エチカ・ミヤビ”という女性として再出発しました。

そこには偏見や困難があった一方、誰よりも深い理解と愛情を持つ母の存在がありました。

『ザ・ノンフィクション』で描かれるエチカさんの姿は、トランスジェンダー当事者だけでなく、「自分らしさとは何か?」を考えるすべての人に勇気を与えることでしょう。

今後もエチカミヤビさんの挑戦と成長に目が離せません。

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