自民党の総裁選を巡り、週刊文春のスクープで神奈川県の小泉進次郎陣営で衝撃的な問題が明らかになりました。
地元で活動する党員826人が、本人の意思確認なしに離党させられていたのです。
この件は党内民主主義の根幹を揺るがす可能性があり、党員資格を政治的に操作したのではないかとの疑念が広がっています。
「ステマメール」に揺れる小泉陣営
問題が表面化したのは、総裁選を控えた9月下旬です。
党本部総裁選挙管理委員会名義で、「党員投票選挙人数の訂正について」という通知が発表されました。
神奈川県の選挙人数が57344人ではなく、58170人であると修正されたもので、理由は「一部党員の継続に関し、齟齬があったため」とされています。
しかし取材の結果、これは単なる事務上のミスではなく、離党処理が意図的に行われた可能性が浮上しています。
神奈川県連関係者は次のように話します。「神奈川9区の支部長を務めていた中山展宏前衆院議員が勧誘した多くの党員に、投票用紙が届いていなかったのです」。
つまり、総裁選で投票権を持つはずの党員たちが、何らかの手違いで排除されていたのです。
高市派党員が標的に
中山展宏氏自身も、この問題に驚きを隠せない様子です。
中山氏によると、昨年の総裁選で高市早苗氏を支持していた党員の多く、約1000人のうち826人が今年6月に勝手に離党させられていたということです。
中山氏は次のように話します。
「私は昨年の総裁選では高市早苗議員を支持し、離党させられた党員の9割超が高市議員に投票しました。
今年は小林鷹之議員に入れる党員が多いようです」。
このことから、大量の高市派支持者が事実上排除され、総裁選の票数に直結する党員資格が意図的に操作された可能性が疑われます。
政治的に非常に露骨な行為であり、党内外からは「姑息すぎる」「自頭悪いのでは」といった声も上がっています。
誰がこの離党処理を行ったのか
現時点で最も注目されるのは、「誰がこの離党処理を行ったのか」という点です。党本部や県連の正式な説明はまだ十分ではありません。
中山氏は問題発覚後、速達で投票用紙を党員に郵送し、翌日には総裁選管理委員会が選挙人数の訂正を発表しました。
しかし、事態の根本的な原因や意図については明らかになっていません。
党員資格を本人の意思確認なしに剥奪する行為は、単なる事務上の手違いでは済まされず、政治的操作の可能性が高いと考えられます。
このことから、小泉進次郎陣営が関与していたのではないかという疑念も生まれています
党内の派閥間の権力闘争が制度を歪めた可能性も指摘されており、党本部や県連の説明責任は非常に重いもの
国民や党員からの厳しい視線
この問題は党内の政治力学だけでなく、国民の目にも触れることになります。
党員資格を恣意的に操作することは、民主主義の根幹を揺るがす行為として批判される可能性があります。
政治評論家やメディアの中には小泉陣営を擁護する声もありますが、冷静な国民の眼差しは厳しいものです。
「こう言った反対意見は容赦なく切り捨て、カンペを棒読みしながらやればいい」といった皮肉交じりのコメントも見られますが、政治的な信頼を失えば、総裁選での数字に直結します。姑息な手段で票を操作しても、最終的には国民や党員の判断が問われることになるでしょう。
党内民主主義への影響
もしこの離党処理が意図的であり、特定の派閥や陣営の利益のために仕掛けられたものであれば、党内民主主義の根幹を揺るがす重大な不正行為にあたります。
党員が自主的に行使する投票権は、派閥間の権力闘争の道具ではなく、政治プロセスの基本であるはずです。
総裁選は自民党内の将来を左右する重要な選挙であり、票数操作の疑惑が浮上することは党の信用を大きく損ないます。
今後、徹底した調査と再発防止策が不可欠であり、党本部や県連が責任を持って説明することが求められます。
まとめ
神奈川県で起きた党員826人の勝手な離党処理問題は、単なる事務的ミスではなく、意図的な政治操作の可能性を含んでいます。
高市派党員が標的となったことから、派閥間の権力闘争が背景にあるとの見方もあります。小泉進次郎陣営の関与が疑われる中、党内外からは厳しい批判が相次いでいます。
党員資格の剥奪という行為は、民主主義の基本原則に反するものであり、党本部や県連は責任を持って説明しなければなりません。
この事件は、政治的操作がどれほど露骨かつ姑息であっても、国民や党員の目は曇らないことを示しています。
小泉陣営にとって、信頼回復への道は非常に険しいものになるでしょう。
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