宇佐美大輔 体罰はいつから 暴行や暴言の内容 在校生 卒業生も被害が

秋田県横手市にある男子バレーボールの名門校「秋田県立雄物川高校」で、長年指導を続けてきた宇佐美大輔監督(46)が、部員に対して体罰や暴言を繰り返していたことが明らかになりました。

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雄物川高校といえば、全国大会「春高バレー」に30年連続で出場している名門中の名門。

強豪チームを率いてきた名将による体罰問題ということで、秋田県内だけでなく全国のバレーファンに大きな衝撃を与えています。


目次

宇佐美大輔監督とは?秋田の名門を率いた名将

宇佐美大輔監督は1979年生まれ、秋田県横手市出身。

地元・雄物川高校のバレー部OBであり、現役時代からセッターとしてチームの司令塔を担ってきた人物です。

卒業後は大学・実業団で経験を積み、のちに母校の指導者として戻ってきました。

雄物川高校男子バレー部といえば、秋田県内では無敵ともいえる存在。

春高バレー出場は30年連続を誇り、全国大会でも上位常連として知られています。

宇佐美監督はその強さを支える存在であり、「厳しいけれど熱心な指導者」として長年尊敬されてきました。

しかし、その裏では一部の部員に対して行き過ぎた指導が常態化していたという証言が次々と浮かび上がっています。


体罰が明るみに出たきっかけ

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事態が発覚したのは2025年9月下旬。

ある部員の保護者から「息子が監督からの暴力で精神的に追い詰められている」と学校側に相談が寄せられたことがきっかけでした。

学校の調査によると、宇佐美監督は練習中にミスをした部員を叱責する際、無人のトレーニングルームへ呼び出し、暴言を吐きながら床に押し倒すなどの行為を繰り返していたとのことです。

さらに、他の部員が見ている前でも顔面を殴ったり、壁に頭を打ちつけたりといった暴力行為も確認されています。

被害を受けた部員は体罰を苦に、9月下旬から学校を休むようになり、精神的にも深刻なダメージを受けているとみられます。


暴行・暴言の具体的な内容

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複数の関係者によると、宇佐美監督の暴力は一時的な感情的行為ではなく、日常的に行われていたといいます。
その内容は次のようなものでした。

  • 練習中にミスをした生徒を別室へ連れ込み、胸ぐらをつかんで床に押し倒す

  • 体罰を苦にした被害部員は9月下旬から学校を休んでいる

こうした行為は、在校生だけでなく卒業生の間でも「昔からあった」可能性が、長年にわたって見過ごされてきたことかもしれませんね


体罰は昔からあった可能性も?真相は明らかになっていない

今回の問題が報じられた後、インターネット上では「体罰は以前からあったのではないか」といった声も一部で上がっています。

雄物川高校バレー部は長年にわたり全国レベルの実績を誇る強豪チームであり、その厳しい練習や上下関係の厳格さは以前から知られていました。

一部の卒業生とされる人物がSNSで「自分の代でも怒鳴られることはよくあった」「当時から厳しい指導が続いていた」と投稿しているものの、これらの証言の真偽は確認されていません。

現時点では、宇佐美監督による体罰がいつから行われていたのか、また過去にも同様の行為があったのかについては明らかになっていません。

ただし、今回の被害が複数の部員から報告されていることを考えると、体罰が一時的なものではなく、ある程度の期間継続していた可能性も否定できません。

学校や県バレーボール協会には、過去の在校生や卒業生も含めた幅広い調査を行い、真相を徹底的に明らかにしてほしいところです。


秋田県バレーボール協会の処分と今後の対応

秋田県バレーボール協会は、学校側からの報告を受けて調査を実施。


その結果、宇佐美監督による体罰行為が事実であると認定し、2025年10月6日付で1年間の謹慎処分を科しました。

現在、雄物川高校では監督職を一時的に外れ、顧問の教諭やコーチが代わりに指導を行う予定です。
17日に開幕する春高バレー秋田県予選は、監督不在の中での戦いとなります。

また、秋田県教育委員会もこの問題を重く見ており、今後の再発防止策や第三者による調査の導入も検討しているとのことです。


学校と地域の信頼への影響

雄物川高校男子バレー部は、秋田県民にとって“誇り”ともいえる存在でした。
毎年のように全国大会へ出場し、多くのプロ選手や大学強豪校への進学者を輩出してきた実績は絶大です。
そのため、今回の事件は地域社会にも大きなショックを与えています。

地元住民の中には「これまで積み上げてきた信頼が崩れてしまった」「子どもを安心して任せられない」といった声も聞かれます。
一方で、「監督だけでなく、学校として体制を見直すべき」と、再発防止を求める意見も多く上がっています。


今後の焦点:再発防止と被害者へのケア

今後の焦点は、まず何よりも被害を受けた部員の心のケアです。
体罰によって学校生活に支障をきたすほど追い込まれた生徒に対し、学校と教育委員会がどのようなサポートを行うのかが問われます。

また、チーム全体としても監督の影響力が大きかったため、指導体制の見直しや再発防止策の徹底が急務です。
教育現場では「勝利至上主義」の指導が未だに根強く残っているケースがあり、今回の事件はその象徴とも言えるでしょう。


まとめ

秋田のバレー界をけん引してきた名門・雄物川高校で起きた宇佐美大輔監督の体罰問題。
「強さの裏にあった暴力」という現実が浮き彫りになりました。

体罰がいつから始まっていたのか、卒業生の証言からも“長年の習慣”だった可能性が高いことがわかります。
部員たちの努力と情熱が報われるべき青春の舞台で、暴力が存在していたことは残念でなりません。

今回の一件を機に、全国の学校スポーツが“厳しさと暴力の違い”を改めて考え、選手が安心して練習に打ち込める環境づくりが進むことを願います。

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