2025年6月、三重大学で前代未聞の事件が発生しました。
同大学工学研究科の准教授である西村顕容疑者(53)が、複数の教員のネームプレートやインターネットケーブルを破壊した疑いで再逮捕されたのです。
教育・研究機関に属する人物としては極めて異例な行動であり、その動機や背景には多くの関心が集まっています。
本記事では、西村顕容疑者の顔画像やSNSアカウント、さらに犯行動機や余罪の可能性について詳しく解説していきます。
西村顕准教授のプロフィールと顔画像
西村顕容疑者は、三重大学大学院工学研究科の准教授として勤務していました。専門は機械工学・熱流体力学分野で、長年にわたり研究と教育に従事していたとみられます。
彼の顔画像は、三重大学の研究者紹介ページ(三重大学シーズ集)にて公開されていたもので、現在もインターネット上で確認可能です。
学内での評価は決して悪くなかったとされており、まさかこのような事件を起こすとは周囲も予想していなかったとの声が上がっています。
事件の詳細:ネームプレートやネットケーブル破壊
◆ 最初の逮捕
2025年6月、三重大学構内のあるフロアで、教員のネームプレートがカッターナイフで切り裂かれているという通報があり、警察が捜査を開始。調べの結果、西村容疑者の関与が浮上し、最初の逮捕に至りました。
この時点では、1件の器物損壊が対象となっていました。
◆ 再逮捕と新たな余罪
その後の調査で、西村容疑者はさらに7人の教員のネームプレートを同様の方法で破壊していたことが判明。さらに、建物内に設置されていたインターネットケーブルを切断するという重大な行為も行っていた疑いが持たれています。
警察は、以下の行為について再逮捕に踏み切りました。
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計8件のネームプレート破壊
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インターネット回線の物理的切断
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器物損壊罪に相当する破壊行為の常習性
これにより、単なる「いたずら」ではなく、意図的かつ計画的な犯行であった可能性が高まりました。
犯行動機は「教員間トラブルによる不満の爆発」
西村容疑者は警察の調べに対し、以下のように容疑を認めています。
「傷付けたことは間違いありません」
警察は、他の教員との人間関係のトラブルがあった可能性に注目しています。西村容疑者が特定の教員に対して強い敵意やストレスを抱いていたとみられ、一方的に不満を募らせた結果、破壊行為に至ったのではないかと見られています。
これまでの調査で、学内での直接的なトラブルの記録は見つかっていないものの、「言葉にしにくいパワハラ的な空気」や「無視されていた」などの証言も一部報道では取り上げられています。
SNSでの痕跡はあるのか?ネット上での評判は?
西村顕容疑者の個人SNSアカウント(X、Facebook、Instagram等)は現在確認されていません。研究者としての経歴は大学のページなどで確認できますが、私生活や日々の言動については、外部に情報が漏れるような投稿はしていなかったようです。
しかし事件が報道された直後から、ネット掲示板やSNSでは「以前から変わった人だった」という噂が複数出回り始めています。実際に共に勤務していた関係者や学生からの直接的な声は今のところ報じられていませんが、大学関係者の証言によれば「口数が少なく、あまり人と関わらないタイプだった」との指摘も。
今後の展開:懲戒免職や刑事処分の可能性は?
西村容疑者が再逮捕されたことで、大学側も厳正な対応を取ると考えられます。
◆ 懲戒処分の可能性
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懲戒免職:公務員としての地位を剥奪される最も重い処分
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諭旨退職:自主的退職を促されるが、実質的には懲戒に準ずる
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停職・減給:一時的な処分で職務継続は可能
過去の大学教員による器物損壊事件においては、懲戒免職になったケースが多く、今回も刑事事件として立件されているため免職処分になる可能性が高いです。
◆ 刑事罰
器物損壊罪に関しては、刑法第261条に基づき、3年以下の懲役または30万円以下の罰金、もしくは拘留または科料が科されます。
複数件にわたる犯行であり、かつインターネットインフラへの影響も懸念されるため、悪質性が高いと判断されれば実刑判決の可能性もあります。
まとめ:西村顕容疑者の事件が突きつける教育現場の闇
教育者としてあるまじき行為に、多くの人々が驚きと失望を隠せません。学内の人間関係の悪化が、ここまで重大な事件へと発展した背景には、大学という閉鎖空間特有のストレス構造や、精神的なサポート体制の欠如があった可能性もあります。
今後の捜査の進展と、大学および教育現場の再発防止策に注目が集まります。
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